ナンバー錠よりも南京錠を使う
海外旅行では、自分のバックパック、デイバッグ、貴重品入れなどに南京錠を掛けることになる。
また、タイやインドなどの安宿では、ドアに自分で鍵をかけるようになっているところもある。
もちろん、ユースホステルやバックパッカーズなどでのロッカーには、鍵を掛けることになる。
で、この鍵は、ナンバー錠は使わないで、鍵の付いた南京錠をつかうほうがいい。
ナンバー錠を見ればわかるが、普通は、せいぜい3つの数字の組み合わせでロックが解除されることになる。
だから、泥棒がやる気ならば、昼間留守しているうちに、簡単にナンバーを合わせて、開けられてしまう。
しかも、ナンバー錠の場合は、開けた形跡が残らない。
これだと、泥棒にあったことがはっきりしないので、自分でも確信がもてなかったり、盗難届けを出す時の証明にも苦労することになる。
だから、海外旅行では、ナンバー錠はつかわないように。
ただ、バックパックなどをちょっとの間動かないように結び付けておくワイアーロックの場合はかまわない。
これは、短時間だし、また別にバックパック自体には南京錠がかかっているわけだからね。
バックパックは常に持ち歩くものではない。
ほとんどはホテルの部屋に置きっぱなしにしたり、ドミトリーのベッドの横に置いたり、チェックイン前後にホテルに預けたりする。
また、荷物を数日預けたままデイバッグで小旅行をしたり、鉄道駅、バスターミナルの荷物預かり所に預けることになる。
ナンバー錠ならば、時間さえあれば(ナンバー錠を開けるプロもいるだろうから)誰でも開けられる。
ナンバー錠をつけたバックパックを一晩預けるとは、「ゆっくりとバッグを開けてください」とお願いしているような馬鹿な話だ。
最近、「南京錠はピッキングで開けられてしまうので、ナンバー錠の方が安全だ」などというわけのわからない情報がインターネットに流れているようだ。
これは旅行経験のないド素人が流している話なので、信じてはいけません。
南京錠は鍵をなくしてしまう恐れがあるから、もちろん、予備の鍵をまとめて、鍵のスペアを別に持っておくのは当然のことだよね。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20080930#p4