貴重品入れ(南京錠がかかって、デイパックと一体化できるもの)

【貴重品入れをデイパックと一体化した状態@チェンラゲストハウスのベッドカバーの上/シェムリアップ】
海外個人旅行では、貴重品(トラベラーズチェック、クレジットカード、国際キャッシュカード、現金、航空券、その他重要書類)をきちんと整理する入れ物が必要だ。
というのは、大事なものをあちこちに隠しておくと、何が何だか、なにをどこにしまったか、わからなくなってしまうから(笑)。
大事なものは、せいぜい3か所に分ける方がいい。
一つは、ジーンズの前ポケットに入れる、日常使う財布。
一つは、最後の頼りとして、どこかに隠しておく一枚のクレジットカード。
そしてメインのものは、貴重品をすべてまとめた一つのバッグだ。
上の写真を見ればわかるが、その貴重品入れは、デイパックにフックで結び付けられている。
貴重品入れを、フックに鍵で結びつけて、デイパックと一体化させる。
これで、まず普通はデイパックさえ確保していれば、貴重品入れも大丈夫だという状態にしているということ。
小さなものは、どこに行ったか不安になるもの。
でも、貴重品入れがデイパックに一体化されていれば、貴重品もつねに身体のそばにあるという意味だ。
だってデイパックは常に身近においておくものだからね。
例えば、バスや列車で寝るときは、枕にしたり、抱いて寝たり、足に巻きつけたりする。
デイパックを見失うことがないから、それと一体化した貴重品入れもまた、常に意識できるってことね。
貴重品入れが南京錠でデイパックと一体化されていることが大事だ。
しかし、南京錠を外せば、貴重品入れはデイパックと分離する。
そして、貴重品入れ自体に鍵をかけられる。
貴重品入れは常にデイパックと一体化しているが、時には分離させる。
それは、とても危ないところへ行く時だね。
僕がブラジルのバイーア(サルバドール)の旧市街へ行った時、安宿「ホテルサンフランシスコ」に泊まった。
するといかにも怪しげなおじさんが、「貴重品はここに置いていけ」と金庫を見せてくれた。
それで僕は、貴重品入れだけを取り外して、ホテルの金庫へ入れた。
これが出来たのは、貴重品入れに南京錠がかかっているからだ。
またもちろん、貴重品入れには、それほど多くの現金は入ってない。
ほとんどはトラベラーズチェックで、万が一盗まれたとしても、トラベラーズチェックならば再発行が可能だ。
さらに言うと、鍵がかかった貴重品入れから中身を抜くためには、刃物で切り裂くか、南京錠を壊さなければならない。
刃物で切られても、南京錠を壊されても、はっきりと盗難にあったという証拠が残るわけだ。
これが大切なんだよ。
だいたい、旅行者の貴重品を盗むのは、ホテルの従業員(またはオーナー)だ(笑)。
ホテルの従業員は、お札の数枚を抜き取ったり、まあ時には全部を抜くこともあるだろう。
でも、普通は、盗られたかどうかハッキリしないわけだ。
鍵がかかった貴重品袋は、もし盗まれていれば、袋を破られたり、鍵が壊されているわけだから、はっきりと盗難が照明できる。
盗難があったと、警察にも誰にでもはっきりわかること、これがホテルの泥棒諸君が、一番嫌うことなんだよ。
だから、これだけ準備がしてあれば、ホテルスタッフはホテルの客のものに手を出さない。
なぜって、もっとゆるゆるの、簡単に盗める客がたくさんいるからね(笑)。
それに、これだけ盗難に対して準備をしている旅行者は、貴重品入れにたいした現金は入れるようなことはしないと、泥棒はわかるんだよ。
泥棒というのは、毎日やっているわけだから、わざわざ面倒な客の貴重品を盗む意味がない。
というわけですから、写真にあるような貴重品入れを用意したらいいと思います。
慌てて出発の準備をする時も、貴重品袋さえあることを確認すればいいだけだからね。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20080721