「クラブピジョンポイント(Club Pigeon Point)」@トバゴ島
昨夜飛び込んだホテル「Arthur's by the Sea」で朝を迎える。
朝になって明るくなってきたのを見て、周囲を探検してみる。
昨日観光案内所でもらった地図を持って、まず近くのビーチがどんなものか、見てみよう。
それによっては、ここに留まるのか移動するのか、考えなければならないからね。
旅に出たら僕は常に早起きになる。
旅先では朝早く行動を起こして、夜はゆっくりと部屋で休むのが基本だ。
ホテルの正面ドアはまだ開いていないので、プールの横から建物の隙間を見つけて表へと出る。
ホテルを右に曲がり、交差点を左へ。
すぐに海に突き当たり、道なりに歩いていく。
多分この先にピジョンポイントというビーチがあるはずなんだ。
ところが、歩いていくと道路をゲートがさえぎっているのが見える。
つまり、プライベートビーチなのかしら?
ひょっとしてリゾートホテルがあって、その敷地の中にピジョンポイントがあるのかもしれない。
でも、たとえリゾートホテルのプライベートビーチだとしても、観光客ならばお金を払って利用できたりするものだ。
と、閉じたゲートを避けて、ビーチを伝ってずんずんと進む。
ゲートはただ車を通さないためだけで、隙間からいくらでも人は入れる。
ゲートの向うはよく整備された道と椰子の木と芝生が広がっている。
それを抜けると、本格的なゲートがある。
背の高い黒人が立っていたが、ちょっと手を上げて挨拶をすると、何も聞かずにそのまま通してくれた。
続いてビーチに出る。
人が誰もいないビーチってちょっと不思議な感じ。
歩き回って、だんだんわかってきたのだが、これはホテルの敷地ではなくて、入場料金を支払うビーチクラブだってこと。
帰りにさっき挨拶した黒人に「いつ開くの?」と聞いたら「9時」という返事。
「じゃ、また来るよ」と言って、ホテルへ戻った。
これが「クラブピジョンポイント(Club Pigeon Point)」だった。
レストランもあるし、ホテルから歩いて20分程度の適当な距離でもあるし、ここに通って本を読んで過ごすのもわるくないかな、と思う。
【写真】ピジョンポイントの朝のビーチ
【旅行哲学】歩いていると思いがけないものが見つかったりする。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20050226