tt006 飛行機は使いにくい。
ギアナ3国の国境越えは、川を渡るし、その出入国手続きがあるのでけっこう時間がかかるだろうと想像できた。
海外個人旅行の基本は「旅行ルートを一筆書きにすること」だ。
なので、西にあるガイアナから、陸路でスリナム、仏領ギアナと通過して、仏領ギアナの首都カイエンヌへ行く。
そこからT&Tの首都ポートオブスペインへ戻れるならば、それが単純明快でいいわけだよ。
もちろんその逆に、仏領ギアナからガイアナへ移動しても罪にはならないけどね。
ところが、仏領ギアナへの航空便は同じく仏領のカリブ海の島マルチニークやフランス本土からのものしかないようだ。
もちろんマルチニーク経由でT&Tへ移動することは可能だが、お金がかかるよね。
それくらいならば、T&Tからガイアナへの往復切符を買っておいて、陸路で仏領ギアナへ移動して、仏領ギアナからガイアナへ飛行機で戻った方がいい。
また、仏領ギアナからまた陸路でスリナムへ戻って、パナマリボから飛んでもいい。
しかし、スリナムの首都パラマリボからT&Tへのフライトも数が少なく、発着時間が夜中になるなどして非常に使いにくい。
T&Tからガイアナへのフライトは数が多いが、それでも昼間の便利な時間帯に移動できるフライトは少ない。
ヘタをすると、一度別の島、例えば僕がすでに訪れているバルバドス経由でガイアナへ飛んでいたりする。
飛行機というものは、このように案外と使いにくいものなんだよね。
海外旅行ではさまざまなトラブルを予想しておかなければならない。
例えば、飛行機が飛ばない、遅れるという可能性を常に頭に入れておかないと、旅行はめちゃめちゃになってしまう。
しかし、もともとフライトが少ないところで、余裕を持った計画を立てることは不可能だ。
そして、この旅行計画には一つ大きな不安定要因が存在していた。
それがT&Tのビザのことだったんだけどね…。
T&T#006
【写真】クラブピジョンポイントの入場券
【旅行哲学】飛行機を使った旅行予定は不確実なのが常識。