T&T#026:旅に出て(英語の)本を読む。

【バックパックの中身を、ベッドに広げてチェックする/右上に英語の本がある】
世界旅行者は暇があれば本を読んでいる。
しかし、机に向かって、ちゃんとした姿勢で本を読むことはほとんどない。

思い出してみると、僕が小学生時代の貸本屋全盛だったころ、毎日貸本屋で漫画本を借りて、それを歩きながら読んでいた。
近所の人は二宮金次郎の再来と僕を呼んでいたものだよ。

海外旅行ではとにかく何かを待つ時間というのがたくさんある。
例えば、飛行機やバスや列車を待つ時間、1人で食事をする時間、こういう時は本を読むしかないよね。
もちろん、乗り物に乗っているときも、眠っている以外は、本を読み続けだ。
また、どんどん読めるんだね。

ホテルの部屋でぼーっとしている時は、ベッドに横になって本を読む。
ビーチでも泳いでいる以外の時間は本を読む。
海外旅行のすべてのシーンで僕は本を読んでいる。
ということは、逆に言うと、本を読むには海外旅行に出ればいいことになる。

日本にいるとどうしても日本語の本が身の回りに存在している。
そして、英語の本よりも日本語の本の方が読みやすい。
つまり、日本にいると英語の本は読めないってことだよ。
海外では身の回りに日本語の本が存在しないのが普通だ。
ま、最近は、日本人の多い観光地ならば、どこに行っても日本語の本は見つかるけどね。
ただ、いくらなんでもT&Tでは日本語の本は見つからないと思う。

そこで、手許にあるのに読み終えてなかった英語の本をバックパックに放り込んだ。
それは
「Howl's Moving Castle」ハウルの動く城の原作、
「Dude, Where's My Country?」マイケルムーアの本。
「Memoirs of a Geisha」SAYURIの原作本
「The Mysterious Mr. Quin」クリスティーの短編小説集
それから、なぜか最近購入してしまったデールカーネギーの自己啓発本の2冊、
「How to Stop Worrying and Start Living」
「How to Win Friends and Influence People」
また、クロスワードパズルの雑誌を一つ。
もちろん、辞書としてコリンズジェムの小型英英辞書。

しかも、ギアナ3国へ行く旅行計画を止めて、T&Tのトバゴ島に居座ることに決めたものだから、時間がたっぷりある。
ビーチに行っても日に焼くのは一時間半が限度。
あとは、屋根つきレストランのテーブルで本を読む。

午後6時になれば、あたりが暗くなるので、部屋に閉じこもって、ベッドに寝て本を読む。
午後6時からベッドに寝ては本を読み、ちょっと寝て、また起きて本を読み、また寝て、を繰り返していた。

というわけで、デールカーネギーの本を除いて、ハウルとメモワールオブゲイシャとマイケルムーアは読んでしまった。
クリスティは半分くらいかな。

というわけで、リゾート地では普段は読めない本がどんどん読めるという話でした。

【写真】ホテルのベッドに並べた本
【旅行哲学】英語の本を読むためには、英語の本しかない状況に隔離されるのが一番。